タイヤナビ小野寺のレース活動近況を報告します。

 

9/16更新

 

使用車両 DUCATI916

この車両はDUCATI955RACINGのフレームとエンジンをベースに練馬のナオエマシナリーさんに製作してもらいました。当初はスーパーバイクカテゴリーにエントリーしていましたが、音測が毎回厳しくて車検で毎回ドキドキだったので、現在は音量規制の緩いX−Fクラスにエントリーしています。(来年このクラスがあるか微妙ですが)カウル形状もこのクラスだけ自由なのでオリジナルに変更しています。

エンジンは現在996CCまで排気量アップして有りますが、いかんせんベースのケースが、916系なので、現在の出力は130PS程度と言ったところです。いまどきのJSBマシンは180PSぐらい出ているのが普通ですので、ちょっと現状のままでは厳しいですねー何とかしたいのですが予算が厳しいので、現状維持でやっとと言ったところです。

足回りはフロントノーマルショーワ改リアはコルサ仕様です。ホイールサイズはフロント3.50-17リア6.00-16.5です。フロントも今のタイヤは16.5が主流ですので16.5ホイールが欲しい所です。

6/6(金)SUGOスポーツ走行

 

今年3本目の走行に行ってきました。最近の走行のやり繰りは開店前に1本だけ走ってそのままお店を開けるというSUGOから20分位の立地を利用して走ってます。一日1本しか走れないのが痛いですがやむ得ずと言うところです。

 

金曜の今日はパドックの台数が、30台ぐらいでしょうか、平日にしてはボチボチ来ているかなと言った所です。最近スポーツ走行のスケジュールが非常に少ないので、みんな何とか時間を作って練習してますね。

 

さて今日のテーマはシーズン初めでまだ感覚がボケているので、そこら辺を少しずつ詰めるのと(怪我だけは出来ないので無理せずレースまでペースUPして行きたいです)前回の走行で、あまりにもコーナー立ち上がりがタルかったので、いつものファイナルから1Tショートに振って走ってみました。やはりまだ人間が遅いのでストレートのブレーキングとかSPとかの進入があまあまなのを自覚するんですが、ここら辺はもう少し走りこまなければ戻りませんね、まあいざレース本番になったらぼちぼちとも言ってられないのですが・・・

 

ファイナルに関しては結果ダメかな〜といった所でした。確かにコーナー立ち上がりは少し進むようになったんですが、ショートにした分エンブレがコーナーで効きすぎてみょーに旋回してしまうので(リア引っ張り旋回というヤツです)パーシャルから少し付かせたりして、いまいちアクセルによる操安が決まりませんでした。少しアイドリングを上げればマシになるでしょうがやはりもう少しコーナリングスピードを上げて今までのファイナルで行く方が良さそうでした。タイムの方は36秒真ん中から37秒位とやはり伸びませんでした。7月のエリア戦では34秒周回、ベストで、33秒に入れるのが目標設定ですので、先は険しいなーと言ったところです。

 

タイヤを見てもタイムの出ていない荒れ方をしていました。アブレーションの出方で、だいたい分かるのですが、タイムが出ていなかったり冷えたタイヤでいきなりペースを上げるとこんな感じの減り方をします。

 

06/21 SUGO 練習走行

 

二週間ぶりの走行です。梅雨に入っておまけに台風も来たりして、天気を心配していたのですが、幸い風が強いながらも好天に恵まれました。SUGOはいまタンポポが咲き乱れていてなかなか綺麗なサーキットになっています(走っている時はほとんど目に入りませんが・・)写真右。前回付けてみた車載カメラを位置変更して搭載してみました、写真左のゼッケンの横の黒丸部分にカメラレンズが付いています。今回はなかなかいい感じのアングルになっていましたので、是非画像を見てみて下さい。ストリーミングでカクカクする場合は一度ダウンロードしてから再生してみて下さい。今回は高画質版と低画質版と両方UPしてみましたので、ネット環境に応じてお選び下さい。画質的に辛いですが、モニターフル画面にして見ると臨場感が出ます、ライダーの視点がなんとなくイメージできると思います。さてさて肝心の練習の方ですが、いまいちリズムに乗れなくて今日はダメでしたねー、後半なんかはみょーにアンダーが出てクリップに付けずに首をかしげながら走ってました。レースまであと1ヶ月、そろそろ自分を追い込み始めないとダメですね。ちなみに今日エントリー状況を聞いてみたら今の所5台のエントリーとのことで成立がひじょーに微妙な感じです、(5台で成立)今の台数だと一人でも何かあって出場出来ないとそれで不成立になってしまうのでもう何人かエントリーして欲しい所ですね。(まだエントリー待つそうなので誰か出て来てー!!)

6/21 練習走行動画

 

7/20 東日本チャレンジカップR6 

今年初のレースとなるチャレンジカップ(エリア選手権みたいな感じです)に参戦しました。前回の練習走行から何回か走行を予定していたのですが、雨続きの為当日まで走行機会が有りませんでした、結局当日も雨となり車体を雨用にセットUP、今回から市販され始めた16.5インチのレインのリアを初めて試してみました。このタイヤはUK DUNLOP製で向こうでは前から市販されてたみたいですね。  外見はワークスチームが使用するパターン(ピレリの市販レインみたいな縦長の溝のタイプ)と違い割と細かいパターンとなってます。外径も17インチレインは小さいのですが、このタイヤはスリックと同径の為今までのレインセッティングから変更が必要になりました。 ファイナルをドライから2Tショートに車高も4mm下げてセットアップしました。今までの17インチレインだと小径の為ちょうどドライと同じファイナル、車高で行けたのですが、作業が増えてしまいます、時間に余裕が有る時はいいのですが、コンディションが変わると大変ですね。

KR288 UK DUNLOP

予選は心配していた霧も出ずオンタイムでスタート。15分と短い時間の中でタイムを出す為に真っ先にコースインを待ちます。予選の動画はこちらです。また撮影に失敗をしてしまいまして、アングルが左すぎたのと、防水が甘くて段々曇ってしまいました。タイムの方はベストで50秒後半とコンディションの割にはあまり出ませんでしたが、2位以下との差が、ボードで、8秒とか出ていてうそーんと思ってリーダーボードを確認してしまいました。頑張れば47・8秒は出そうな感じでしたが、リスクを犯して攻めて転んだりしたら馬鹿らしいので早めに予選を切り上げました。タイヤのフィーリングはフロントのKR222は申し分無し、リアのKR288は横のグリップはさほどKR544と変わりない感じでしたが、縦方向のグリップは強烈で、シケイン立ち上がりとかでほとんど滑らないのに感心しました。まあレインの走行はその日その日で、路面グリップがらりと変わるので同条件で履き比べてみないと断言できませんが・・・
さてさて決勝の方はウエットのタイム差で余裕綽々でいたのですが、GP125の決勝前から薄日が差し始めて徐々に路面が乾き始めハーフウェットのコンディションになってきました。ウェットに未練たらたらと渋々ながら足回りをドライのセッティングに変更しました。路面状況を見ると決勝までには川を残してほぼ乾きそうだったので、ファイナルを1Tショートにイニシャルも気持ち抜いてハーフコンディションに備えました。

 

グリッド上ではささき氏のインタビューにハキハキと答えポールポジション賞の受け渡しにポーズを取りながら「ここら辺の余裕がベテランの味だよね・・」とここまではいい感じでした。600総合優勝の徹郎さんに仔細に聞いていた路面コンディションを確認しながらのウォームアップランは新品のリアの皮むきの為比較的ハイペースで周回してスタートを待ちます。ちょっと慎重になりすぎてスタートは失敗!3番手で1コーナーに進入しました。前に出すと厄介かなと3コーナーの進入までにアウトから被せて一気にトップに出ました。S字の進入でちょっとミスするも、そのまますこし後ろを離しながら(本人はまだ分かってませんが)ハイポイントを立ち上がりレインボーの進入の滔滔と流れる川をまたいだ瞬間いきなりスリップダウンを食らってしまいました・・・・本人は寝かしても開けてもいないつもりだったのですが、スタート一周目は何度レースに出てもつい熱くなってしまうので思い返すとほんの少しアクセルを開けていたのかもしれません、あわててマシンに駆け寄ると砂利満載!、ステップも折れていたので再スタートは諦めました。とっととパドックに戻りたかったのですが、レインボーでは歩いても帰れずひたすら長く感じるレースをぼーっとコース脇から眺めていました。その後トップ争いの2台も同じ所で同じ様に食らっていたので(その内1台はオフィシャルの制止を振り切り熱く再スタートしていきましたが)徹郎さんの「川を渡る時はバイクを立てて絶対にアクセルを開けちゃダメ」の言葉を思い返しながら見てました、分かっちゃいるけどついという感じですハイ。

 

8/29 走行&整備

 

さてさてレースに向けて練習走行の機会も残りわずかとなってきました。今日は名の知れたチームもたくさん来ていて全日本前だなーと言う感じでした。レース前の走行はメーカーテスト以外は今週末しか枠が無いので、大勢走りに来ていますね。

 

肝心の走行ですが、朝一の走行では前日の雨が少し残って110Rが少し濡れている状況の中でした。前回足元をすくわれたレインボーの川はSUGOの方で排水の対策したそうで、もう残る事はなくなりました。4L程してフト水温計に目をやると「ウッ!」 Hの表示が・・・・店に戻って速攻でバラシ始めました。

冷却水が少なくなってのオーバーヒートですから減った水はどこへと言うとしっかりケースに混入していました。さてさて何でかなーといやな予感を抱きながら分解開始。考えられるのはヘッドガスケットの吹き抜け、ウォーターポンプのシール不良、シリンダー割れのウォータージャケットからの進入などですが、案の定フロントバンクのシリンダースリーブが割れていました。がーん!!!996系のエンジンはスタッドボルト位置が外に有る分スリーブの厚みも取れているのですがこのシリンダーは元々916系ベース改996なので、ギリギリまでスリーブを薄くしている手前、耐久性の無さはしょうがないですね、シリンダーが割れるトラブルも2回目なので、良く持ってくれた方と諦めます。逆にレースウィーク中に壊れなくてタイミングとしてはラッキーですね。

スリーブに入ったクラック
955シリンダーと996シリンダー

 

 

ナオエマシナリーの直江さんに聞いてみると替わりのシリンダーは入手出来ないそうで、(レーシングパーツとして古過ぎますね)しょうがないので、ゴソゴソとお蔵入りさせていた955ccシリンダー&ピストン(これもだいぶくたびれているのですが・・・)を引っ張り出してきて今回はこれで走る事にします。うーんボアダウンですかと苦笑いするしかないのですが・・・・今回はエンジンメンテ(ヘッド)を直江さんと仙台のフクダテクニカの福田さん(昔から何かとお世話になっています)と相談してもらって福田さんに無理を言ってお願いしました。福田さんにさわって貰うのはチームitaの頃以来ですね、パワーの要のヘッドの調整とフクダテクニカさんのダイノマシンでの燃調調整で何とかソコソコ走ってくれればと期待したいのですが、限られた予算&日程の中ではあまり贅沢は言えませんね。次回の走行はいよいよレースウィークからです、またしても準備不足になりそうですが、まあ今年は少し走っている分ましかなと言ったところです。それからDiaryを頼んでいた中木選手は30日の走行で、焼きつきの為転倒して、上腕のつけ根を骨折したそうです。本人は走りたい様な事を言ってましたが、出場は微妙でしょうね。